日本の廃山
北海道の炭鉱を中心に解説したいと思います。

1908年に開業した石狩石炭株式会社 若鍋坑専用線。
度重なる坑内火災やガス突出事故を受けて経営を北海道炭礦汽船に譲渡。
譲受した北海道炭礦汽船はワカナべの文字が「若鍋」であると火を連想するとの事から「若菜邊」に変更した。
これにより専用線の名称も「北海道炭礦汽船 若菜邊坑専用線」へと変更した。
現在、若菜邊坑専用線は大半の区間が林道となり、鉄道の痕跡を辿る事はほぼ出来ない。
しかしながら、若菜邊坑の送炭設備が存在した場所より
約200m手前で僅かながらに軌道跡(築堤跡)を確認することができた。
1933年の廃止後、約90年の時を経ても、まだ軌道跡は平和の山奥に残っている。
スポンサーサイト